はじめまして
名古屋市黒川にある「謎解きカフェ&ボードゲーム なぞねこ」に勤務しておりますスタッフぬーと申します。
ボードゲームはTwitterでバズったものしかプレイしたことがない、マーダーミステリーは言葉を聞いたことがあるだけ
今回は私がボードゲームカフェに勤務する中でおすすめできると感じた、初心者カップルの2人だけで遊べるボードゲームを6つ紹介しようと思います!
ボードゲームは人数が多くないと遊べないんでしょ?
ボードゲームって対戦しかできないのかな?
今回は2人で楽しめるボードゲームを対戦・協力系に分けておすすめしちゃうぞ!
初心者はボードゲームをどう選んだらいいの?
まずボードゲームは1ゲームにかかる時間で3種類に区分されています。
軽量級ゲーム(所要時間~30分)
軽量級ゲームは所要時間が平均して30分くらいかかるゲームのことを指します。
そして軽量級ゲームは小さな箱に収まっていることが多いです。だから、お泊り会やちょっとした集まりに持ち運ぶことができるので、外出先でボードゲームを遊びたい方におすすめ!
中量級ゲーム(所要時間~60分)
中量級ゲームは所要時間が平均して1時間くらいかかるゲームのことを指します。
中量級ゲームは大きめの箱なので持ち運びは難しいです。また、中量級ゲームは相手の出方を予測して、自分の動きを決めたり、2手・3手先の展開まで予測したりする必要があります。
ですので1つのゲームをじっくり遊びたいときにおすすめです。
重量級ゲーム(所要時間2時間~)
重量級ゲームは所要時間が2時間以上かかるゲームのことを指します。
重量級ゲームの中にはゲームの説明だけで1時間以上かかるものも!重量級ゲームはルールが複雑な反面、勝ち方が何通りもあったり、人によってはプレイの方法が違ったりするので、新たな戦略を見つけたくて何度も遊びたくなるのが魅力です!
ただし重量級ゲームはルールが複雑なので、上級者向けです。
結局どうやって選べばいいの?
結論から伝えると、軽・中量級ゲームを選ぶことをおすすめします!
理由は以下の記事でお伝えしていますので、ご一読お願いします!
今回は軽・中量級ゲームだけに絞ってお伝えします!
勝つのはどっちだ!対戦系ボードゲーム
まずはカップルの2人で対戦できるボードゲームを3つご紹介します!
パッチワーク
最初はこちら
パッチワークです!
パッチワークは9×9マスのゲームボード上に、より素晴らしいパッチワークキルトを作ることを競う2人用の軽量級ボードゲームです。
場にパッチワークの材料を円状に並べます。そして 毎ターン、プレイヤーはランダムにぐるりと配列されたパッチタイルの中で、ポーンコマの置かれている所から時計回り方向で3つ先までのパッチタイル1枚を選んで自分のマスに置きます。
そしてパッチタイルはタイルに描かれているボタンを支払い、パッチタイルを獲得することができます。
次にパッチに描かれている砂時計の分、左のボードの時間マーカーを進めていきます。自分のマーカーが相手のマーカーを追い越すまでは、自分のターンとしてプレイできます!ボードの青いボタンを通過すると、パッチタイルに描かれているボタンの数だけボタンをゲットできます!
自分のマーカーがゴールに到着するまで、これを繰り返します。そして最終的にボタンを多く持っていた方の勝ちです!
店長なぞねことぬーで実際に遊んでみました!
かかった時間は約30分ほどでした。
私の最終的なパッチタイルの配置はこのようになりました!私は14ボタンチップ獲得していました!
結果はぬーの勝利!
今回はタイルの配置にミスをして、スカスカになってしまった
ふふん!やった!勝った!
おすすめだと感じたポイント
まず2人プレイ専用であることがいいと思いました!2人だけしか遊べないボードゲームなので、多人数でないと面白くないとか、多人数用のゲームを2人でプレイして、十分魅力を感じられないまま遊び終えてしまうといった心配がないので、2人で思う存分遊んでいただけると思いました!
次に、何度でも楽しくプレイできることがいいと思いました!どのタイルを選ぶかは、その時のタイルの円状の配置と、相手の獲得しているタイルの状況によって変化しますので、同じ展開になることはなかなかないと思います。またプレイの方法によっては、相手の戦略をくずすようなプレイもできるので、白熱した展開になることもあるのではないでしょうか!
最後にパッチタイルがかわいいので、ボードゲームを遊びなれていない女性も楽しみながらプレイできると思いました!
完成するパッチワークも違うので、完成した作品を記録するのも楽しそう!
ROSENKROSENKÖNIG ローゼンケーニッヒ
2番目はこちら
ROSENKROSENKÖNIG ローゼンケーニッヒです!
ローゼンケーニッヒはバラ戦争をモチーフにした対戦型の中量級ボードゲームです!
手元にある進軍カードが各プレイヤーに5枚配られます!この進軍カードの数字と方向に従って、王冠コマを移動させ、移動先に自分の紋章コマを配置します。
紋章コマをつなげればつなげるほど、獲得できる得点を多くすることができます。またつながった面積を広げるほど点数が加算されていきます。
これを繰り返し、最後に得点が多い方の勝ちです!
店長なぞねことぬーで実際に遊んでみました!
プレイ時間は40分ほどでした。結果は20ポイント差でぬーの勝利でした!
カードの引き運がよくなかったなあ
勝てた!やり遂げた!
進軍カードを選ぶのにとても悩みました!
おすすめだと感じたポイント
まず相手の戦略を読んで、先の展開を考えるのが楽しかったです!お互いの進軍カードは公開情報のため、自分のカードを使ったら相手はどんな動きをしてくるのか、そしてその後に自分はどんな動きをするのかなど、2手・3手先の展開を読むのが楽しかったです!
次に何度でも楽しめるのがいいと思いました!進軍カードはランダムなので、自分と相手の動きはプレイする度に変化します!すべては進軍カード次第なので、何度でも楽しめるゲームだと感じました!
最後にバラが描かれたカードやボードが美しく、見ていても飽きなかったです!
ローゼンケーニッヒが好みの方はグラシエラ(GlassCiela)もおすすめ!
TAGIRON タギロン
最後はこちら
TAGIRON タギロンです!
タギロンは論理パズルを対戦形式にした軽量級ゲームです!
こちらが自分の盤面です。左側から数字の小さい順に数字タイルを並べます!同じ数字タイルを引いた場合は必ず赤を左に置きます。
質問カードを駆使し、相手の数字と色のタイルの並び順を当てます!
共有情報カードを選んだ場合は自分の情報も相手に伝えなければいけません。
情報は手元の用紙に記入しても大丈夫です!
手元のタイルは黒の仕切りで隠されています。
この中身が知りたい…!
交互に質問カードを引いていき、先に数字・色のタイルの並び順を完全に当てられた方の勝ち!
店長なぞねことぬーで実際に遊んでみました!
かかった時間は30分ほどでした。結果は店長なぞねこの勝利!
まだまだ甘いね!
なぜばれた!?なんでわかったの!?
おすすめだと感じたポイント
まず、タギロンは謎解き・マーダーミステリーが好きな方におすすめだと感じました!カードの質問をもとに、相手の数字タイルを当てるのですが、攻め方はまさに謎解き・マーダーミステリーと同じ考え方をします!ですので、なぞねこで謎解き・マーダーミステリーをした後に遊んでも白熱したゲームになるのではないかと思いました!
次にタギロンは2人で遊ぶのがちょうどいいゲームだと感じました!タギロンは2~4人で遊べるゲームです。もちろん3人以上で遊んでも面白いと思います。しかし、考える量が格段に増えるのと質問カードの消費が速くなるので、多人数で遊ぶとゲームが極端に早く終わるか、逆に時間がとてもかかるかに分かれるのではないかと感じました。2人で遊ぶのがちょうどいいバランスのゲーム展開になると思います!
最後にタギロンは何回でも楽しめるゲームです!タイルの配置は毎回変わりますし、場に出る質問カードも違うので、展開は毎回変化します。また何度も遊ぶことで推理の力も鍛えられていくのではないでしょうか!
マーダーミステリーって何?と思った方は別記事で紹介しています!
カップルで力をあわせる!協力系ボードゲーム
次にカップルの2人で協力して遊ぶボードゲームを3つご紹介します!
シリト:リミット10
最初はこちら
シリト:リミット10です!
シリト:リミット10は制限時間10分の間にしりとりをおこない、なるべく多くの「ひらがな」を使う事を目指す軽量級ゲームです。
こちらのそうさパネルを使いしりとりをしていきます!
シリト:リミット10で遊んでいるうちは3文字以上の単語でしりとりをします。
1度使ったひらがなには〇、2度使ったひらがなには×の文字タイルを置きます。×の文字タイルついたひらがなが入った単語は使うことができなくなります。
このルールでしりとりをし、制限時間の10分が経過するか、制限時間内にそうさパネルのマスすべてに〇の文字タイルを置けたら終了です。
相手が困っていたらヒラメキカードを使うことで助けることができます。
店長なぞねことぬーで実際に遊んでみた結果がこちら!
へ・ねがつく単語がなかなか思いつきませんでした。
しばりのあるしりとりが意外と難しい!
おすすめだと感じたポイント
まず、しばりのあるしりとりが面白い!です。いつものしりとりが、同じひらがなを2度以上使えないルールのおかげで数倍楽しく、数倍難しく感じます!また3文字以上の単語を使うというルールもあり、制限時間もあるのでドキドキ・ハラハラした展開がとても面白かったです!
次にルールが簡単です!何度もお伝えしている通り、シリト:リミット10はしりとりなので、ボードゲームにあまり触れたことがない方でもすんなりと受け入れられます!
最後に、シリト:リミット10には少しだけストーリーがあるので、結果によってストーリーが変わります!絵柄とストーリーのおかげでほっこりしました!
BANDIDO バンディド
2番目はこちら
BANDIDO バンディドです!
バンディドは、牢屋のならず者「バンディド」を逃がさないように、全員の相談協力で1人ずつ道カードを手札から出して場につなげていきながら、すべての通路の端を行き止まりかループで塞ぐ軽量級ゲームです!
今回脱獄をたくらむバンディドです。
悪いやつめ!
バンディドが脱獄できないようにライトで照らして、発見する必要があります。
ただしライトに頼りきりだと枚数が足りないので、道をぐるりと回すなど、知恵を絞る必要があります!
かかった時間は大体20分ほどでした!
店長なぞねことぬーで実際に遊んでみました!
かかった時間は大体20分ほどでした!結果はこちら!
結果はバンディドの脱獄を成功させてしまい、店長なぞねことぬーのバンディド捕獲大作戦は失敗となりました。
2人であーだこーだと言いながら道カードを置くのが面白い!
意外と道カードを置くときに頭を使う!
おすすめだと感じたポイント
バンディドはお互いに話し合いながら遊べるのがいいと思いました!今までのゲームは対戦のために、なかなか思ったことを話せないものが多くありました。しかし、バンディドはどんな道カードを持っているかなど、手持ちのカードについては話せないものの、
ここは任せて!
ここにはこんなカードが置けるといいね!
など、戦略をお互いに話し合いながら共有ができるのが楽しかったです!
次にバンディドは2人で遊ぶのがちょうどいいゲームだと感じました!多人数で遊ぶのも、もちろん楽しいと思いますが、人数が多い分カードを使う速度も速くなるので、大人同士で行うとゲームが速く終わるのではないかと思いました。2人で遊ぶのがちょうどいいボリュームなのではないかと思います!
ミクロマクロ クライムシティ
最後はこちら
ミクロマクロ クライムシティです!
ミクロマクロ クライムシティは協力して犯人の動機を特定し、証拠を見つけ、罪を明らかにして難解な事件を解決していく協力型の中量級ゲームです。
街の全体マップはこちら
マップを拡大してみると、詳細な街の様子が描かれています。
ミクロマクロ クライムシティは16の異なる難解な事件が入っています。それぞれの事件は、5枚から11枚の事件カードがあります。そして、カードに設定された課題をマップを見ながら、解決していくゲームです。
プレイ時間には振れ幅があると思うので、今回は所要時間はあえて明言しないでおきます。
おすすめだと感じたポイント
まずミクロマクロ クライムシティは絶対に2人の力をあわせる必要があるのがいいと思いました!ミクロマクロ クライムシティはお互いに競い合う要素が全くなく、広大なマップを見ながら2人で事件を推理する必要があるので、どちらが強いなど、ゲームのバランスが一方にかたむかないのが、いいと思いました!
次に、濃密な謎解きが楽しめるのがいいと思いました!ミクロマクロ クライムシティは相手と競い合うボードゲームというよりも協力して事件の真相を明らかにするゲームなので、なぞねこのカフェ謎で遊んでいただいた後、まだ謎解きをしたい!と感じた方にもおすすめできると思いました!
最後にボリュームがあるのがいいと思いました!ミクロマクロ クライムシティには16の事件が収録されていたり、最初の1枚だけをめくり、事件の真相を暴く上級者向けルールがあったりします!ですので、何度も遊んで楽しめるゲームだと感じました!
ゲーム中は必ず座っては解けません!
ここまでお読みいただきありがとうございました。ここで取り扱ったボードゲームはすべてなぞねこにございます!
そしてぜひこの記事を読んで、ボードゲームに挑戦してくださる方が増えることを願っております!
今回紹介したボードゲーム以外にも、おすすめのボードゲームがございますので、ぜひお店に来てぬーや店長なぞねこにお尋ねください!
なぞねこへのご来店お待ちしております!
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!